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報道年月日 |
2016/04/15 |
報道機関名 |
山口新聞 |
会員名 |
山口大学 |
タイトル |
やまぎん2015年度助成先紹介 板岡加成恵・山口大大学院創成科学研究科学術研究員 |
報道記録の内容 |
次世代電池の開発へ
電力需要を賄うため電力を効率貯蔵する技術が求められている。近年は大容量の蓄電池が注目されており、中でも安価なマグネシウム蓄電池が次世代電池として期待される。山口大大学院創成科学研究科(宇部市)の板岡加成恵学術研究員(31)は「次世代電池が開発できれば(発電量の季節変動が大きい)太陽光発電のエネルギーを蓄電池にためて効率よく使えるようになる。暮らしのエネルギーを自給自足できる可能性もある」と話す。
蓄電池の主流はスマートフォンやパソコンなどで使われているリチウムイオン電池だが、稀少性が高いなどコスト面で課題が残っている。海中などに含まれるマグネシウムは資源豊富で、大容量化が期待できるなど利点が多いという。
県内に立地する石油コンビナートで副産物として算出される硫黄に着目し、プラス極にエネルギー密度が高い有機硫黄を使うなど材料を工夫した蓄電池を昨年までに試作。マグネシウム電池の開発はさまざまな大学や企業が行っているが、プラス極に有機硫黄を用いた開発は世界発という。
今後、2030年度までの実用化を目指し、充放電を100回程度繰り返すと劣化する現状を千回以上の実用水準まで耐えられる性能に向上させることが課題だ。板岡さんは「県内では石油コンビナートが多く立地しており、副産物として硫黄産出も多い。地域産業発展に向けて県内企業とも連携し、実用化を目指したい」と意気込む。 |
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