次回から自動ログイン

 
   
入会はこちらから
トップ
エコ市場の概要
活動案内
行政情報
報道記録
人材情報
リンク集
Q&A
個人情報の取扱い
お問い合わせ
会員情報
売ります・買います・提供・受入・融資します

やまぐちエコ市場事務局
山口県環境生活部廃棄物・リサイクル対策課
〒753-8501
山口県山口市滝町1番1号
TEL:083-933-2992
FAX:083-933-2999

いろいろ情報イベント情報環境法令情報等掲示板会員限定情報
売ります・買います・
提供・受入・融資します情報
イベント情報環境法令情報等掲示板会員限定情報
報道記録
報道年月日 2008/12/03
報道機関名 山口新聞
会員名 サンポリ
タイトル ”省エネ型”栽培棚開発
報道記録の内容 「可動式」でハウス内面積拡大
県農林総合技術センター 生産株数1.8倍に

 県農林総合技術センター(山口市)とプラスチック製品製造業「サンポリ」(防府市)が、ビニールハウス内の面積を最大限に活用して面積当たりのイチゴの生産量を増やそうと、新しく可動式のイチゴ栽培棚を開発した。可動式にすることで余分な通路スペースを削減できるため、従来の固定式よりハウス内の栽培面積が約1.8倍に広がり、比例して面積当たりの生産・収穫量の増加が期待できるという。

 可動式の栽培棚は、棚がレール上をスライドすることでハウス内の通路を確保。固定式と違い通路1本分のスペース以外はハウス中に栽培棚を設置できるのが特徴。同センターの試験では、可動式を採用すると10アール当たりの株数で固定式より約1.8倍多く生産できた。ハウス内の面積利用率をみても固定式が約45%だったのに対し、可動式は約75%となっている。

 可動式はレール部材など初期投資が必要になるが、固定式で栽培面積を広げるため新しい土地を手に入れたり、ハウスを新設する必要がなく、イチゴ1株当たりの電照や暖房のコストも低く抑えられることから、同センターは低コスト・省エネ型の栽培方法と位置付ける。固定式より電照エネルギーで約47%、炭酸ガス使用量で約19%の削減効果があるという。

 開発は04年に着手。同センターなどはイチゴ農家の高齢化に伴い生産面積が減少する中、低コストで省エネ、収益性の高いイチゴ生産が可能な方法を探っていた。開発に関し、「土の地面の上でいかに棚を平行してスライドさせるかが肝心だった」とサンポリの鹿嶋英一郎社長。来年度はイチゴ農家で実証試験に取り組む方針。

 山口市大内御堀の県農業試験場で2日、可動式栽培棚の説明会があり、県内のイチゴ農家など約50人が参加。同センター研究員が可動式の特徴や導入メリット、試験栽培の状況などを説明。宇部市内でイチゴを生産する末永寿造さん(69)は「可動式は栽培管理が行き届き、収穫量も見込めそう。農家での実証試験も見てみたい」と話していた。
(松冨浩之)
関連URL

(1)サンポリHP(別ウィンドウ)

 
戻る
 
 
     
 
   
Copyright(C)2007.やまぐちエコ市場.All Rights Reserved. やまぐちエコ市場Webに掲載の全ての情報の転載を禁止します。