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報道年月日 |
2016/05/11 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
㈱トクヤマ 徳山製造所 |
タイトル |
資源リサイクル拡大 セメント大手 本業の需要縮小をにらむ |
報道記録の内容 |
セメント各社が資源リサイクル事業を拡大する。太平洋セメントはセメント原料の廃棄物から貴金属や代替燃料を取り出す新技術を2019年度に実用化し、トクヤマは石こうボード廃材のリサイクルに注力する。セメント市場は20年の東京五輪に向けて上向く兆しがあるものの、中長期的には縮小する見通しで同事業を収益源に育てる。
太平洋セメントは使用済みの自動車を粉砕した「自動車シュレッダーダスト(ASR)」の有効活用に取り組む。自動車シュレッダーダストは金や銀などの金属や、石炭の代替燃料になる廃プラスチックが含まれ使い道が広い。
ゴムやウレタンなどの樹脂が含まれる自動車シュレッダーダストは柔らかく、そのままでは金属を取り出しにくい。そこで木くずを3割ほど混ぜて200~300度で焼くと粉末状にもろくなって回収しやすくなることがわかった。比較的低温で加熱するためプラスチックが燃え尽きて炭とならず、セメント焼成に使う石炭の代替燃料に生かせる。
同社は1時間に自動車シュレッダーダストを4トン処理できる装置を数十億円を投じて新設する計画だ。金属の売却益や石炭代の節約効果を含めたリサイクル事業全体で年12億円の利益を見込む。
トクヤマはセメントから派生した新事業の石こうボード廃材のリサイクルを強化する。石こうボード販売のチヨダウーテ(三重県川越町)と11年に設立した共同出資会社が千葉県袖ケ浦市で新たなリサイクル工場を7月に稼働する。投資額は約20億円。
新工場のリサイクル能力は年8万トンで、全体でも従来比3倍の年12万トンに高まる。首都圏では老朽化した建物の建て替えが増えており、石こうボードの廃棄量も多い。18年度に10億円以上の売り上げをめざす。
15年度の国内セメント需要は14年度比6.3%減の4266万8千トンで2年連続マイナスだった。足元では20年の東京五輪に向けて民間需要の一部で明るさがみえるが、中長期的には公共投資の縮小や人手不足による建設コスト上昇で施工数が減る見通しだ。 |
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