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報道記録
報道年月日 2019/06/04
報道機関名 日本経済新聞
会員名 戸田工業(株)小野田事業所
タイトル EVシフト素材で輝く 独大手と提携、次の柱に 戸田工業
報道記録の内容 素材メーカーの戸田工業が電気自動車(EV)関連企業として注目を集めている。
EVに搭載するリチウムイオン電池向けの素材を製造し、世界の電池メーカーに供給。
祖業の酸化鉄で培った粉体を扱うノウハウを生かし、高い品質を実現する。
現在の主力は家電に使う電子部品の素材や塗料だが、世界で進む急速なEVシフトを今後の生長エンジンに据える。
広島市に本社を置く同社の祖業は鉄と酸素を化学反応させて粉状にした酸化鉄。
反応のさせ方によって色合いや形状が細かく変わってくる。
複数の素材を混ぜ合わせて均一に分布させたり、大きさをそろえたりする技術にたけている。
1970年代にはオーディオ・ビデオテープの磁気記録材に進出し、一気に業績を拡大した。
しかし、90年代に入るとデジタル化によってテープが衰退し、新たな収益源の育成を迫られた。
2000年代以降、複写機のトナー向けの材料や電子部品向けの素材などに領域を拡大。
バッテリーに使う正極材にも参入した。
リチウムイオン電池は正極材と負極材をリチウムイオンが行き来することで充放電を繰り返す。
正極材はニッケルやマンガン、コバルトを混ぜるなどしてつくる。
戸田工業は酸化鉄の製造で手に入れた粉状の素材を均一に混ぜ合わせる技術などを生かし優位に立った。
転機となったのがEVの登場だ。
EVの電池はそれまで手掛けていたパソコン向けなどと比べて桁違いに大きく、多くの原料を使う。
戸田工業は12年に数十億円を投資して生産設備を増強したが、市場の拡大はそれ以上のペースで早かった。
このままではバッテリーメーカーからの巨大な発注に対応できなくなる-。
急拡大するニーズに対応するため、単独路線を捨て、パートナー企業と広く協業する方針へとカジを切った。
14年に化学大手の独BASFと提携。
今では米国や日本の4工場で正極材を共同生産する。
株式市場では「EV銘柄」として認知されている。
EVシフトによって、車に搭載する電子部品の半導体向けの素材も伸びる。
戸田工業は誘導体に使うチタン酸バリウムも手がけている。
経営企画室長の友川淳理事は「EVでは車両の電装化が進み、使われる誘導体はガソリン車の10倍以上に増える」と話す。
19年にはTDKによる25.53%の出資を受け入れた。
電子部品の最終製品に強いTDKと組み込むことで、市場動向や最終製品メーカーのニーズに合わせた開発力を高める。
戸田工業の売り上げ全体に占める自動車向けの比率は約2割。
EV化の流れにうまく乗り、22年3月期に売上高を18年度比で2割増の420億円に増やす原動力にする。
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