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報道記録
報道年月日 2019/12/01
報道機関名 朝日新聞
会員名 (株)シマヤ
タイトル 日本初の粉末だし 愛され55年 みそ汁の失敗から誕生 シマヤ
報道記録の内容 和食の味を引き立てるのに欠かせない出汁。
かつお節や昆布などを煮出して取るのが当たり前だった時代に、シマヤ(周南市)が世に送り出したのが風味調味料「だしの素」だ。
爆発的なヒットを呼んだ日本初の粉末だしは、ある失敗をきっかけに生まれた。
工場に足を踏み入れると、かつお節の香ばしいにおいが漂ってきた。
小袋に充填されただしの素が整然とベルトコンベヤーを流れていく。
粉末にしたかつお節などの原料は自動で調合され、製造工程に人の手は入らない。
「全国展開のきっかけとなっただしの素の発売を、私たちは第2の創業と位置づけています」
今もなお多くの家庭で使われているロングセラー商品を手に取り、5代目社長の原田道太さん(48)が胸を張った。
だしの素が発売されたのは1964年。
東海道新幹線が開業し、アジアで初めての東京五輪が開かれた年だった。
明治時代にみそ醸造で出発したシマヤは当時、新たな商品開発の必要に迫られていた。
食生活の変化とともに、みその需要が落ち込んでいた。
苦労の末に、まず開発したのはインスタントみそ汁。
湯を注ぐだけで簡単に作れるのが受け、飛ぶように売れた。
だが、すぐに問題が起きる。
当時の包装技術が未熟だったため、夏場の湿気に耐えられず、乾燥みそが水分を吸って固まる欠陥品が続出したのだ。
毎日、大量の返品が届く。
起死回生を狙った商品が新たな危機を招く結果に、社内は重苦しい空気に包まれた。
このままでは生き残れない。
インスタントみそ汁の技術を生かし、湿気にも強い商品は作れないか。
乾燥みそに加えていた出汁の部分だけを分離し、発売したのがだしの素だった。
料理にさっと振るだけで、うまみを引き立ててくれる即席の出汁。
日本橋三越本店で開かれた山口県物産展への出品をきっかけに、評判は口コミで広がっていった。
時代も追い風だった。
当時の流行語に「鍵っ子」がある。
高度成長を背景に、働く母親が増えていた。
忙しい共働きの家庭にとって、調理時間を短縮してくれるだしの素はまさに「主婦の味方」だったのだ。
「シマヤにとっても、お客さんにとっても、なくてはならない画期的な商品だったのだと思います」と原田さん。
発売開始から今年で55年。
家族構成の変化や好みの多様化に合わせ、「だしの素」は風味や容量のバリエーションを増やしてきた。
化学調味料を使わないタイプや塩分を控えたタイプ、顆粒タイプなどもそろう。
みそ汁や煮物のほかにも活用してもらおうと、チャーハンやポテトフライ、お茶漬けなど多彩なレシピも提案している。
来年は創業130年。
「第2の創業」と重なった東京五輪がまたやってくる。
ロングセラーのこれからを原田さんに尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「人口減少で国内市場の成長は見込めない。日本食への関心が高まる海外に目を向けていきたい」
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