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報道記録
報道年月日 2020/12/15
報道機関名 日経新聞
会員名 ちふりや工業
タイトル 緊急車両、まるごとカバー
報道記録の内容 ちふりや工業(山口市)は災害時などに役立つアイデア商品を開発・販売している。現場での悩みを解決する新製品の開発に特化し、生産設備は持たないファブレス企業だ。模倣品よる被害を防ぎ、価格競争に巻き込まれないように、特許権や意匠権など知的財産権を最大限に活用している。
同社が今後の販売拡大を期待しているのが、開発したばかりの新製品「カーパッくん」。緊急車両や特殊車両をまるごと包んで水没被害から守るもので、止水ファスナーがついた袋状の防水シートと漂流物による衝突被害を防ぐエアマットがセットになっている。
対象として想定しているのは、パトカーや消防車、救急車のほか、ゴミ収集車や農業用機械など幅広い。近年、全国各地で相次ぐ集中豪雨や河川決壊でこうした車両が水没して使用不能になれば、被災地での救助・復旧活動が遅れるほか、経営にも大きな打撃になる。
同社は社長を含めて社員7人の中小企業だが、まずは災害への意識の高い官公庁に売り込もうと2019年末に東京事務所を開設した。消防ポンプなどを手掛けるトーハツ(東京・板橋)を販売元とし、協力して営業を展開。11月25日には立川警察署(東京)で警視庁関係者を前に商品のデモンストレーションを実施した。
ちふりや工業によると、東京消防庁も関心を示しており、両庁に21年度予算で購入してもらえると見込んでいる。その実績をもとに全国に売り込む計画だ。
同社は1970年創業。もともとは鉄道保守の建設業者だったが、父親から継承した岩下芳人社長が事業転換を模索し始める。2000年代前半に軽トラックで運べる移動式仮設トイレを初めて開発。続いて土のう作りの安全性と作業効率を高める補助具「瞬作」、廃棄物や土砂、穀物などを入れるフレコンバッグを自立させる枠「フレコンキーパー」を相次いで開発した。
13年には建設業から撤退し、独自製品の開発事業に特化する。同社の開発した製品はすべて特許など知的財産権を取得し、製品名も商業登録している。主力商品の「瞬作」と「フレコンキーパー」は20年間の特許期間が26年に切れるが、その後も模倣品を排除しようと意匠登録を済ませ、さらに立体商標の登録も出願中だ。カーパッくんも特許だけでなく「簡単にまねできない対策をとっている」(岩下社長)という。
岩下社長は知財重視の経営の利点について「特許などで固めておけば、安売りしなくてすむ。商社や顧客が買いに来てくれるので、販売に大勢の社員はいらない」と話す。20年8月期の売上高は1億7000万円だった。
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