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報道記録
報道年月日 2021/02/02
報道機関名 中国新聞
会員名 サンポリ
タイトル プラ製タコつぼ 陶器から急速に主役交代
報道記録の内容 タコは釣ったり、突いたり、引っ掛けたりしても取るが、最も一般的なのはツボ漁である。40年近く前まではタコツボといえば陶器で、縁や胴回りなどを縄で縛って使った。
東広島市安芸津町にも窯元が3軒あった。同町三津でツボ漁を続ける山田明光さん(74)は各地へ送るタコつぼ満載の列車をよく見かけた。
今はプラスチック製を使う漁師が大半である。1カ所の穴に縄を通すだけで、重りのコンクリートを底に詰めて海底でも動きにくい。
「扱いやすいし、投げても割れん。タコが入るのは陶器と違わん」と山田さん。30年余り前に防府市の製造業者が安芸津に来て、「ここで形や重さなどをアドバイスして全国へ販売した」と記憶している。
三原市にも似た話がある。「ここが最初に相談に乗ったんよ。50個買えば防府の工場に招待してくれた」と赤穂清人さん(72)。各地の漁師を当事者に巻き込むなかなかの商売上手である。
プラ製タコつぼの全国シェア6~7割という防府市新築地町の再生プラスチック製品メーカー、サンポリを訪れた。開発したのは鹿嶋英一郎社長(60)の父で先代社長の博文さん(87)である。
近くの同市向島漁港で1980年頃、漁師がタコつぼに付着したフジツボをはがす際に手を滑らせてつぼが割れるのを見たのがきっかけ。1年でつぼの1割を補充すると聞いた。博文さんは試作しては向島の漁師に頼んで海に沈めてもらった。
色合いはタコがリラックスしたときの赤茶色に。甲殻類や二枚貝の持ち込んで食べたり、卵をふ化させたりするのに安全で居心地がよい場所になるよう「タコと話をして作ったそうです」と鹿嶋社長。自信作が2、3年がかりで完成した。
「プラにタコが入るか」と拒否反応を示す漁師たちに「取れたら代金ください」と言って使ってもらった。浦々に足を運ぶ売り込みで、割れないプラ製つぼは80年代後半から急速に広まる。90年代初めにかけ年60万~70万個を量産し、マダコ用は九州から茨城県まで販路が広がった。
出入り自由のつぼが一般的だが、関東や長崎県五島などでは中に餌を入れるふた付きが売れた。その後、マダコの不漁が続くと販売数も減り、今は年に約5万個とピーク時の1割以下に。かつての主力製品は売り上げ全体の2%程度になった。
高齢でタコつぼ漁をやめる漁師が増えた。プラ製は持ちが良く買い替え需要も少ない。「昔は4トン車に満載して運んだが、今は一漁港に50個か100個ぐらい」。鹿嶋社長は時代の移ろいを感じる。
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