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| 報道年月日 |
2021/05/26 |
| 報道機関名 |
中国新聞 |
| 会員名 |
東ソー |
| タイトル |
東ソーが先端技術研究棟 バイオなど開発加速 |
| 報道記録の内容 |
総合化学メーカーの東ソー（周南市）は２５日、東京研究センター（神奈川県綾瀬市）に新研究棟を建設すると発表した。バイオサイエンスや電子材料の分野で製品の開発を加速させる。既存２棟の改修なども含む投資額は約１００億円を見込む。
新研究棟は６階建て延べ１万２千平方メートル。２０２２年に着工し２４年４月の完成を目指す。クリーンルームを設け、主に免疫の診断試薬や医薬品の製造工程で使われる薬剤を研究する。装置の開発も担う。南陽事業所（周南市）で２０年に完成した研究棟の大部屋方式を採用し研究員の交流を促す。
東ソーは「マテリアルズ・インフォマティクス」と呼ぶ、大型計算機などを駆使した高度な情報処理技術を開発に応用したい考え。実験や論文のデータを解析して素材の分子構造や製造方法を予測し、製品化のスピードを大幅に速める。情報処理の人材の育成に力を入れ、同センターの人員を約６００人から増やす。
既存の研究棟の６階建て８号棟と２階建て９号棟を２４年１０月までに改修する。製品を紹介する４階建て延べ３５００平方メートルのカスタマーサポート棟を２６年５月までに新設する。
東ソーは「積極的な投資で研究開発の体制を強化するとともに、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）を組み込んだ研究テーマを推進する」としている。
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