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報道記録
報道年月日 2021/08/12
報道機関名 宇部日報
会員名 宇部興産
タイトル 興産からUBEへ -泉原社長に聞く- ①
報道記録の内容  グループ会社を含めて約1万1000人の従業員を擁する宇部市最大の企業、宇部興産が大きな変革期を迎えている。来年4月にはセメント部門を、製販一体会社として三菱マテリアルの同部門と完全統合。1942年から80年近く親しまれた社名は「UBE株式会社」に改める。そうした中で泉原雅人社長に、社名変更や化学事業会社として新たな一歩を踏み出す思いを聞いた。

-創業120年以上の歴史を持つ宇部興産が大きく変わろうとしている。過去、これほどの変化は記憶にないほどだ。

泉原社長 言われるように、当社はあまり変化の無い会社だった。金融機関でも化学業界でも社名が変わったり、○○ホールディングスになったりと経営構造の変化や合併で別会社や新しい社名になることも多い。もともとの社名や事業骨格がそのままずっと続いている方が珍しいともいえる。

 -市民からすれば、それが今までの宇部興産だった。ゴルフ場の売却、宇部72アジススパホテルの営業終了・解体、セメントの分社化など、一度にたくさんの変化に対しては非常に敏感になる。その中で、宇部興産がUBEに社名を変える。「すわ、何かあるのでは」と思ってしまう。長く慣れ親しんだ名前が変わること漠然とした不安もあり「宇部興産が宇部から離れるのではないか」との声も聞かれる。

泉原社長 程度の差こそあれ社内でも不安感はあると思う。一方で社内報「ゆーびーいー」は1985年の創刊。その時代から既に宇部興産グループはむしろ「UBE」というグローバルに通用するような言い方にしていこうという動きはあった。
 われわれは宇部という土地に育んだもらった会社。社員や地元の声を大切に、社名変更について丁寧に説明していかないと、と考えている。最新の社内報でも取り上げたが、決して宇部と決別するわけではない。製造や開発の一番の拠点は宇部であり、何より発祥の地でもある。関係を薄めようと考えてはいない。宇部興産は宇部の地域で資本を集め、周辺で産出される石炭中心の資源と宇部の人の労働力を使い、地域社会全体に育てられ、いろいろな産業を興してきた。まさに宇部興産は、成り立ちそのもの。来し方を振り返り、原点に返る名前ではある。
 では、未来を向いているか、というとそうではないと思う。興産という名前の持つイメージ、特に当社の場合は石炭を中心に産業を興す歴史が染み付いている。いわゆる明治以来の殖産興業的な古いイメージを脱却し、宇部から国内、そしてグローバルに広がっていきたい。
 もう一つは今後の大きな経営課題である地球環境問題やCO2(二酸化炭素)の削減。石炭由来、石炭を使う事業形態をどう変えていくかを考えると、名前も大事。今後地球環境問題に真正面から取り組み、事業構造を変えていくことも必要。やめるのはすぐやめられるが、育てるのには時間がかかる。企業価値を維持・成長させながら変わっていくのに、社名変更は大きな旗印になると思っている。

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