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報道記録
報道年月日 2021/08/19
報道機関名 宇部日報
会員名 宇部興産
タイトル 興産からUBEへ -泉原社長に聞く- ⑥
報道記録の内容 -UBEへの社名変更はグローバル化を視野に入れたものと理解しているが、それでは生産拠点のグローバルネットワーク構築をどう進めていくのか。

泉原社長 当社は化学事業においてはタイとスペインに拠点を持ち、それぞれ現地のトップが責任者となり、地域社会に溶け込みながら、地域特性に応じた事業活動を続けてきている。一方、グローバルにコントロールしながら最適な生産体制、オペレーション、在庫管理をやっていかなければならない。現地スタッフの力も十分発揮してもらいながら、今後グローバル化をより一層推進させていく。残念ながら成長するのは日本市場よりも海外市場。その海外市場の成長力を取り込むには、海外展開を拡大させていかねばならない。
 タイ・スペイン拠点は競争力を維持しながら、体制としては強化できているが、北米の事業展開が少し弱いと思っている。機械部門はミシガンに生産拠点を設けて、日本、米国、中国で生産体制をうまく築けている。化学部門はアジア、欧州にはくさびを打てているが、北米に拠点が欲しい。今はファインケミカル製品で北米拠点をつくり上げるための事前調査を行っている。この計画は早く進めたい。今後、化学事業を伸ばすにはグローバル市場への展開は不可避。UBEという新会社名は国際的な展開を強く意識している。

-ジェンダーダイバーシティ、女性活躍推進を明確に打ち出しているが。

泉原社長 ある意味、当たり前のことを言っているだけ。製造業、特に化学・セメントなど重厚長大の製造業において女性の採用、活躍の場は広がらなかった。希望する女性も少なかった。環境変化が激しくなると、単一のモノカルチャー男性の日本人による画一的な企業経営は、事業変化への対応がやっぱり弱いと思う。今後われわれとしては、いろいろな考え方、ものの見方、多様性を一つのチームとしてまとめながら、企業としてはより強く、変化に柔軟に対応できるようにしていきたい。もちろん人権の観点からもあるが、競争力を確保するため必要に迫られているとも言える。
 今の女性の社員比率は8・4%、管理職比率は2・8%。同じ業界でもまだ見劣りがする。総合職の新入社員の最低3割以上は女性に来てほしいと目標を定めた。管理職前後の世代はようやく女性が一定数いるが、それより上はおらず、今後の幹部として育つロールモデル(キャリア形成上、手本となる人物)が決定的に足りていない。今の管理職前後の層が、早く幹部になってほしい。人事部がキャリアアップの道筋をどう考えるか。一人一人しっかり見て、経営層ともしっかりコミュニケーションを取るため私自身も女性幹部管理職候補者と面談をしていく。
 女性により適した職場はある。今はいびつな形、アファーマティブアクション(積極的格差是正措置)ではないが、多少無理をしてでもどんどん来てもらう、責任あるポジションに就いてもらうことをやっていかないと、変わらない。女性に働きやすい職場は、男性にとっても当然働きやすい職場。
 男性がしっかり育休を取るような会社は、女性にとっても働きやすい職場のはず。多彩な働き方ができる制度を取り込みながら、女性にも安心して当社で幹部として育ってもらいえるようにしていきたい。
                                 -おわり-
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