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報道記録
報道年月日 2022/01/31
報道機関名 日本経済新聞
会員名 脱炭素
タイトル 排ガスは資源、実証めざす CO2から化学原料を直接合成
報道記録の内容  エチレンやプロピレンはプラスチックや合成繊維、ゴムなど身の回りの様々な化学製品になる。IHIはこうした化学の基礎原料を二酸化炭素(CO2)から直接合成する技術を開発。新エネルギー・産業技術総合研究開発機構(NEDO)の委託で、実用化に向けた実証に取り組む。ごみ焼却場や工場、火力発電所などの排ガスの資源化を目指している。
 「石油を使う従来の技術と同等の速度で生産できる」とIHIの技術開発本部、鎌田博之主幹は自信をみせる。同社はシンガポール科学技術研究庁化学工学研究所との共同研究をもとに、CO2と水素からエチレンやプロピレンをつくる技術を開発した。
 経済産業省によると、エチレンの世界需要は2018年で約1億6000万トン、プロピレンが約1億6000万トンと特に生産量が多い。主に原油から取り出したナフサ(粗製ガソリン)をセ氏約850度に加熱して分解してつくっている。その過程で大量のCO2が出る。日本の化学産業から出るCO2は国内の総排出量の5%の約6千万トンにのぼる。そのうち、エチレンとプロピレンの製造に伴う排出量が4分の1近くを占める。
 CO2から化学原料を作る際、反応しやすい一酸化炭素(CO)に分解することが多い。ただ、COを製造する際には同700~800度に熱するほか、工程が複数にまたがるなどの課題がある。
 CO2は安定しており、化学反応を起こしやすくする触媒の開発がカギを握る。IHIは鉄を微粒子にして表面積を増やすなどの工夫をし、同300度で反応が進むようにした。一回の反応でエチレンやプロピレンができる。鎌田主幹は「実際のプラントに接続して品質などを確かめたい」と言う。
 石油化学会社と話しを進めており、24年にはエチレン製造プラントにつなぎ、排ガスのCO2と副産物として出る水素を使って生産する。将来は大気中のCO2を回収し、再生可能エネルギーから作った水素を原料にエチレンやプロピレンをつくる計画だ。「再エネのコストが今よりも大幅に下がれば実現は可能だ」と鎌田主幹はみる。

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